モールス信号を使った音楽・歌・曲まとめ

モールス信号といえば、通信や救難信号の手段として知られていますが、実は音楽や歌の中にもさりげなく取り入れられているのをご存知ですか?

「トン・ツー」というリズムを使った表現は、楽曲の中でも印象的な演出として登場しています。

この記事では、モールス信号が使われている歌や曲を厳選して紹介します。

ちょっとマニアックだけど奥が深い、モールス×音楽の世界をのぞいてみましょう。

目次

モールス信号を使った音楽・歌一覧

モールス信号を使った楽曲のモールス信号が使われている部分について解説します。

こっちのけんと「はいよろこんで」-2024年-

以下のタイミングで「トントントンツーツーツートントントン」という歌詞があり、モールス信号のSOS「・・・ーーー・・・」が使われています。

「0:45〜」、「1:12〜」、「1:56〜」、「2:22〜」、「2:35〜」

また、曲の冒頭にもモールス信号の音声が聞こえます。

解説は以下を参照ください。

Mrs. GREEN APPLE「ANTENNA」-2023年-

イントロの部分(0:00〜0:14)です。

「・- -・ - ・ -・ -・ ・- ・- -・ - ・ -・ -・ ・-」の音声が鳴っており、「ANTENNA ANTENNA」を表しています。

解説は以下を参照ください。

いよわ feat.初音ミク「ももいろの鍵」-2023年-

動画の1:53〜1:59のところでうっすらとモールス信号が聞こえます。

「-- --- ・-・ ・ -- --- ・-・ ・」の音声が鳴っており、「MORE MORE」を表しています。

解説は以下を参照ください。

いよわ feat.初音ミク「IMAWANOKIWA」-2023年-

MV映像のところどころでモールス信号の符号が表示されます。

また、1:29からは音声でもモールス信号が聞こえます。

解説は以下を参照ください。

せきこみごはん feat. 初音ミク「ラストスコア」-2021年-

曲の冒頭に「・- ・--・ -・・- ・-・-- ・・ -・・-・」とモールス信号が鳴っており、「いつまでも」を意味します。

また、3:17には「-・ ・・ ・- ---・- -・-・・」と鳴っており「だいすき」を意味します。 

ヰ世界情緒「シリウスの心臓」-2020年-

曲のサビに「・・ ・-・・ --- ・・・- ・ -・-- --- ・・-」という歌詞があり、「・」をトッ、「-」をツーと発音して歌っています。

このモールス信号は「I LOVE YOU」を意味しています。

サビの部分(1:56〜、3:18〜)です。

解説は以下を参照ください。

Paul McCartney「Everybody Out There」-2013年-

3:05からモールス信号が鳴っており「I Live on Mars」を意味しているという説があります。

しかし、「・・ ・-・・ ・・ ・・・- ・ --- -・ -- ・- ・-・ ・・・」(I Live on Mars)とは聞こえず、「ー・ーー ・ ・・・ ・・ ・ー・・ ・・ ・・・ー ・ ーーー ・ー・ ーー ・ー ・ー・ ・・・」(Yes I Live or Mars)と聞こえます。

I Live on Mars(私は火星に住んでいる)なのか、
Yes I Live or Mars(はい私は生きている、または火星にいるかも)なのか、
はたして…

EGOIST「Planetes」-2012年-

アニメ「ギルティクラウン」の主題歌です。

曲の冒頭では「ー・ー・ ー・・ーー ・・ー ーー・ーー ・ー ーー・ー・ ・ー・ーー ー・ーー・」と鳴っており「にゆうあいしてる」となります。

ギルティクラウンには桜満集(おうま しゅう)という主人公がいるため「しゅう あいしてる」とされています。

冒頭の「ー・ー・」(に)が本来「ーー・ー・」(し)だったのではないかということです。

また、曲の終盤でメロディーのバックで鳴っているモールス信号は、上記YouTubeのコメントでは以下とされています。

イマアナタカラトオクハナレテ ワタシハフトオモイダスンダ
キミノコボレルヨウナアノエガオ キミノスベテニワタシハコイヲシタンダネ
キミハオボエテクレテイルカナ? ワタシハゼンブオボエテイルヨ
スベテガイトオシク ソレハトテモマバユイバカリデ
イマハモウトドカナイ ワカッテイルヨ
アリガトウ カンシャシテル
ソシテイツノヒカ マタアエタライイナトオモウ

Natalia Gutierrez y Angelo「Better Days」-2010年-

コロンビア革命軍(FARC)に拘束されたコロンビア兵に、FRACに気づかれぬように隠されたメッセージを伝えるため、コロンビア軍とCMソング制作を手がける小規模なスタジオRadio Bembaが共同で制作した曲です。

1:31から、「19名、救出された。次はお前だ。希望を持て」というメッセージがモールス信号として隠されています。

※実際にはスペイン語で「19 liberados. Siguen ustedes. Animo.」になります。

平野綾、茅原実里、後藤邑子「最強パレパレード」-2006年-

テレビアニメ作品「涼宮ハルヒの憂鬱」の関連番組として、ラジオ関西にて放送されていたラジオ番組「涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部」の第二期の主題歌です。

0:04をはじめ曲のあらゆる部分のメロディーとして「・・・ ーーー ・・・」というモールス信号が採用されています。「SOS」を意味します。

曲の冒頭もモールス信号っぽく聞こえますが、意味はないようです。

Mike Oldfield「Amarock」-1990年-

アルバムのプロモーションのため、ファンを対象に、隠れたメッセージを最初に発見した人に対して、自費で1,000ポンドの賞金を用意しました。

隠れたメッセージは、曲の48分5秒の部分に「・・-・ ・・- -・-・ -・- --- ・・-・ ・・-・ ・-・ -・・・」というモールス信号が鳴っており「FUCK OFF RB」を意味します。

RBとは、1973年にMike Oldfieldをレーベルに契約させたヴァージン・レコードの創設者リチャード・ブランソンのことだそうです。

岡本真夜「Help Me」-1998年-

曲の0:06ごろに「・ー ーー・」というモールス信号が鳴っており「AD」を意味します。

それ以外の箇所でも同じモールス信号がなっています。

また、他にも意味を読み取れないですが、モールス信号の音声がいたるところで鳴っています。

Luna Sea「Aurora」-1994年-

2:48からモールス信号が鳴っています。

しかしステレオ音声だからかはっきりと聞き取れず意味はわかりませんでした。

Enigma「Age of Loneliness(Enigmatic Club Mix)」-1993年-

0:06あたりからモールス信号が鳴っており、曲の途中や最後など要所要所でも鳴っています。

解読しようとしましたが意味のあるフレーズにはなりませんでした。

Wikipediaによると「I love you」と書かれていますがどの部分のことかわかりませんでした。

Paul McCartney「Through Our Love」-1983年-

冒頭の弦楽器の音で「・--・ ・ ・- -・-・ ・」というモールス信号を表しており「PEACE」を意味します。

Rush「YYZ」-1981年-

カナダのロックバンドのRushの楽曲「YYZ」です。

冒頭で「-・-- -・-- --・・ -・-- -・-- --・・」と鳴っており「YYZYYZ」を意味します。

YYZとは、カナダのトロント・ピアソン国際空港の空港コードです。

John Lennon「I’m Loosing You」Yoko Ono「I’m Moving On」-1980年-

「I’m Loosing You」のラスト3:48から「-・-- --- ・・- ・-・・ ---」、

「I’m Moving On」の冒頭に「・・・- ・」というモールス信号が鳴っており、

合わせて「You Love」という意味になります。

The Clash「London Calling」-1979年-

曲のラストで「・・・ ーーー」(SO)が繰り返されています。

「SOSOSOS」となり「SOS」のモールス信号をイメージしているのかもしれません。

ピンクレディー「SOS」-1976年-

曲の冒頭で「・・・ ーーー ・・・」という、曲のタイトルの「SOS」を意味するモールス信号が鳴っています。

Klaatu「Sub‑Rosa Subway」-1976年-

2分49秒から、速めの長いモールス信号が鳴り始めます。

のちにメンバーのジョン・ウォロシャクが以下のメッセージだったと明かしています。

「From Alfred, heed thy sharpened ear. A message we do bring. Starship appears upon our sphere. Through London’s sky come spring.」

Kraftwerk「Radio Activity」-1975年-

2:12からモールス信号があり、「Radioactivity Is in the air for you and me」という歌詞と同じフレーズになっています。

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