試験中、机をトントン叩く音や咳払いが実はモールス信号だったとしたら——。
モールス信号といえばSOSなどの真面目な通信手段ですが、
「カンニングに使われたことがあるのでは?」というちょっと面白い噂やエピソードも存在します。
この記事では、
モールス信号を使ったカンニングは本当にあったのか?
実話・噂・フィクションを交えながら紹介します。
モールス信号はカンニングに使えるのか?
結論から言うと、
理論上は可能ですが、現実的にはかなり難しいです。
モールス信号は「トン(・)、ツー(ー)」といった単純な合図で文字を表せるため、音や動きに置き換えることができます。
そのため昔から、
- 机を叩く
- 咳払いをする
- 指を動かす
といった方法で「合図を送れるのでは?」と考えられてきました。
ただし、
それを試験中に正確・高速・バレずに行うとなると話は別です。
それでも「やろうとした人」「噂になった話」は、意外と多く存在します。
実際に語られている「モールス信号カンニング」の面白いエピソード
ここからは、よく知られているモールス信号によるカンニングのエピソードを紹介します。
ある中学生がモールス信号を使ってカンニング出来るんじゃないかと思いつき、必死に覚えて試験で実際に仲間内でモールス信号を打ち始めました。
すると、定年間際の教師がぼそりと「僕はモールス信号分かるぞ…」と呟きながら「ヤ・メ・ロ」と信号を送った。
これには他にもバリエーションがあり、
元帝国陸軍情報士官だった先生がモールス信号で「おまえらカンニングやめろ」と送信して防いだ。
というオチのパターンもあります。
もはやどこまでが真実かわかりません。
具体的にどうやって試験中にモールス信号を送信するのか
ここからは、モールス信号による具体的なカンニング方法の例を紹介します。
結論としてはモールス信号によるカンニングは現実的には不可能ですし、そもそも不正なのでやめましょう。
机をトントン叩く音で答えを伝えたという話
もっとも有名なのがこのタイプです。
- トン=「・」
- トントン=「ー」
というように、机を叩く回数や間隔で文字を伝えるというもの。
たとえば、「A(・-)」なら
トン → 少し間 → トントン
という感じです。
実際に「学生時代にやろうとした」「隣の席と合図を決めていた」という体験談はネット上にも見られます。
ただし現実には、
- 試験会場が静か
- 試験官の目がある
などの理由により成功したという確実な記録はありません。
多くは「未遂」か「すぐにバレた」というオチ付きです。
咳払い・足音・指の動きが合図だったという噂
音を立てるのが難しい場合、咳払い・足音・ペンの動きなどを使うという噂もあります。
- コン=「・」
- コンコン=「-」
- ペンを置く=区切り
といった具合に、事前にルールを決めておく方法です。
しかしこれも、
- 合図が不自然
- 周囲に怪しまれやすい
- 正確な間隔を保つのが難しい
という理由で、実用性はかなり低いと考えられます。
まばたきや視線でモールス信号を送ったエピソード
さらに極端なのが、
まばたきや視線でモールス信号を送るという話です。
これは映画やドラマでよく描かれる手法で、
- 短いまばたき=「・」
- 長いまばたき=「-」
といった表現が使われます。
ただし、
- 相手が常にこちらを見ている必要がある
- 目の動きは不自然で目立つ
といった理由により、試験中のカンニングとしてはほぼ不可能です。
映画・漫画・ドラマに出てくる「モールス信号による秘密通信」
一方で、フィクションの世界ではモールス信号は大活躍します。
- 拘束中にまばたきで合図を送る
- 監視下で音を使わずに情報交換する
- 観客だけが意味を理解できる演出
など、緊張感を演出する小道具として非常に優秀です。
この影響もあり、
「モールス信号=秘密のやり取り=カンニングに使えそう」
というイメージが広まったと考えられます。
なぜモールス信号は「カンニングに使える」と思われやすいのか
モールス信号がカンニングの話題になりやすい理由はシンプルです。
- 点と線だけで表せる
- 音や動きに置き換えられる
- 一見バレにくそうに見える
しかし実際には、
「簡単そうに見えて、実行は難しい」
というギャップがあります。
そのため、
モールス信号を使ったカンニングの話は
「本当にできたの?」「それ無理じゃない?」
と、面白い雑談ネタとして語られ続けているのでしょう。
まとめ
モールス信号を使ったカンニングは、理論上は可能でも、現実的にはほぼ不可能。
それでも、その発想やエピソードが今も語られるのは、モールス信号という仕組み自体がどこかロマンと遊び心を感じさせる存在だからなのかもしれません。
実際には、モールス信号を覚えられる人なら普通に勉強した方が確実でしょう。